外来診療
産婦人科
診療案内
開放的な待合室でゆったりとお過ごしいただけます。
診察は患者様が納得のいくまで丁寧にご説明いたします。
※4Dエコー(有料)も行っております。
診療内容
- 妊婦健診 新型出生前診断が始まりました(2022.10月~)
- 母乳外来
- 婦人科検診(子宮がん・乳がん・マンモグラフィー・乳腺エコー検査・骨塩量測定)
☆ 2024年 巡回マンモグラフィ検診日程 ☆ - 思春期相談(月経異常など)
- 子宮頸がんワクチン
- 更年期相談
- がんリスク・生活習慣病リスク検査(AIRS)
健診・診療のご予約
健診・予防接種はWeb予約よりご予約をお願いします。
- ※予防接種はご希望日の2日前の午後12時までにご予約下さい。
- ※乳腺エコー検査、がんリスク検査(AIRS)を希望される方は、事前にお電話でのご予約をお願い致します。
- ※休診日の予約に関する変更・お問い合わせにつきましては受付致しかねます。ご了承ください。
●「早産を一人でも減らすために」当院の取り組み
未熟児出生とは?
沖縄県は日本の中で早産、未熟児の生まれる数が多いということをご存知ですか。
2013年の全国統計では、低出生体重児出生率(2500g未満)が9.6%であり、総出生数102万人の内、約9万6000人に相当します。沖縄県の統計では低出生体重児率は11.5%(2014年)と全国平均と比べ約2%高く、出生数を約1万6000人(2014年)とすると、約1800人の低出生体重児が生まれていることになります。
小さく生まれてしまうことにはいくつかの理由があります。1つはお母さんの子宮で大きくなれない子。(10ヶ月になっても2000gになれない)もうひとつは何らかの原因で早く生まれてしまう子です。(いわゆる早産児)この割合が約8割を占めているといわれています。そこで我々産婦人科医は一人でも早産児を減らす努力をする必要があると考えています。
なぜ?
それは、NICU(新生児集中治療室―未熟児を専門に診る施設)の機能を常に万全の体制にしておく必要があるからです。いつ何時でも、非常に小さく生まれたお子さんに対して常に質の高い医療を提供することは並大抵のことではありません。熟練の医師、看護師、充実した設備が必要です。今、沖縄県の未熟児診療がピンチです。ベッドに空きが無く、紹介先がなかなか見つからないことがしばしばあります。なんとか受け入れ先の努力により最終的に紹介先は見つかっていますが、近い将来どこも受け入れることができない状況が発生するかもしれません。受け入れるところが無ければ小さく生まれた子は助かりません。
当院での取り組み
15年ほど前までは当院も10%近くの早産が発生していました。そこで10年程前より1例でも早産、未熟児を減らすためにはどうすればいいのかということを病院職員全員で模索してきました。
現在当院では妊婦検診の際に患者さんの訴えをよく聞き、さらに可能な限り内診をするということを徹底しています。内診とは子宮の入り口を視診(見る)、触診(指で子宮が開いていないか確認)、経膣エコー(子宮口の形状、長さの確認)を行うことです。この診察所見を組み合わせて少しでも変化があれば、積極的に入院管理を行うことを対策に取り組んできました。
現状は?
その結果、次第に早産数が減少してきています。今後も現在の治療成績を推進し続けることを病院職員全員で取り組んでいく所存です。
当院の直近3年間の早産数
当院のサポート体制
次の妊娠を望まれる方や妊娠の計画を立てようと考えていらっしゃる方には、外来を受診して頂き患者様一人一人に寄り添う診療を提供致します。また、当院ではリプロセンター(不妊外来)も併設しておりますので、ご希望に合った診療科への受診を心よりお待ちしております。